讃美歌に和す鳥声や復活祭  はるみ

 4月10日から21日までパリに出かけた。前回はオペラ座近くに泊まり、さくらと木蓮の花が咲き乱れるパリに13日滞在した。3月はこんなに暖かい日もあるかしら? と思うほどうらうらとしていた。
 4月はどうかしら、と夕方のパリにつくと、マロニエの花ざかり、ライラックの花盛り、悪くない風景が広がっている。
 今年の宿はモンマルトルの小さな公園の前。地下鉄アベス駅から3分ほどのところ。マロニエの白とピンクの花が咲き初めたばかり。インターネットで部屋の様子、町の周りの様子はチェック済みだったけれど、ほほ希望通り。根気よく私たち好みのホテルを見つけてくれた夫に感謝する。
 パリは3月からサマータイム。8時ごろまで明るいので、近くのサクレクール寺院に向かう、ひとまわりしたらお馴染みの場所なので、心からのんびりしてしまうけれど、ここはパリ、スリが大活躍することも忘れてはならない。と気をひきしめる。でも、東京を離れると、体調はいいし、気持ちはとても晴れやか。