人さけて人の恋しき花曇  はるみ

 昨日は五月の天気だというのに今日は花曇、朝から風に窓のさくらが散りつづけている。一日、さくらを見ながら昼のワインでも飲みたいな、と思うけれど、いろいろやらねばならぬことが山積でそうはしていられず、これから、ひとつ一つ、片付けねばならない日です。
 あまり大勢で飲んだり、旅をしたりするのは苦手だけれど、気のあった友人と、少しも暮しの役にはたたないあれこれを話したり、聞いたりするのは、何ものにもかえがたい時間。
 そのためにも、今日は仕事をすることにしましょ。